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キュービクルの秘密

意外と知らない?キュービクルのご紹介

皆様こんにちは。

大阪府堺市で、盤制作、シーケンサの更新、インバータの更新、高圧キューピクルの据付から撤去などの電気工事一式を手掛けているフジイ電気設備です。

私たちの暮らしに欠かせない電気。それが使えなければ、日常生活が成り立ちません。

家庭や企業でもそれは同じです。

特に、高い電力必要とする工事などでは、送られてきた高圧電流を使うために小さく変圧します。今回は、その変圧を行うための設備「キュービクル」について、分かりやすくご紹介いたします。

①キュービクルってなに?

正式名称【キュービクル式高圧受電設備】

発電所から送られてくる電気は6,600Vの高電圧です。そのままの状態では電圧が高すぎてビルや工場などでの使用はできません。キュービクルはその高圧電流を、100Vまたは200Vの電気に変圧する設備です。

通常は区分開閉器、断路器、遮断器、変圧器、保護継電器、制御装置、計測機器、低圧配電設備で構成されています。

それらを一式箱形に収容したものがキュービクル式の受変電設備といいます。

②キュービクルの耐用年数

税法上の観点により、基本的には法定耐用年数15年とされています。

しかし、定期的なメンテナンスでそれ以上も使用できる場合もあります。

キュービクルは高い電圧を扱う機器ですので、日常的に精密点検、臨時点検、外観点検、液量点検など、、メンテナンスをお勧めいたします。

③キュービクルの価格

コンビニや小規模工場で使われる100kwのものなら200万円程度スーパーや中規模工場で使われる200kwのものなら300万円程度大規模な工場や病院で使われる500kwのものなら600万円程度

これはあくまでも一般的な相場なので、施工業者によってもかなり価格に幅があります。また設置場所や環境によっては、基礎工事や安全確保の工事が変わってくることもあるので、価格に幅が出てきます。メンテナンス費用と、電気主任技術者を委託する費用で、キュービクルの年間維持費は50万円から70万円の固定費がかかります。ですが大型施設や病院などのキュービクル交換・省エネ改修で省エネ補助金が適用される可能性がありますので、それらを活用すれば初期費用を抑えることも可能です。

④キュービクルの安全性

キュービクルは金属状の箱に包まれる形状をしていることからキュービクル内部への進入は容易ではありません。

その為、人やネズミなどの小動物の侵入による内部設備の破損や感電などを起こしにくいという特徴があり、大容量の電流を扱う受電設備としての安全性の高さはピカイチです。

 また、キュービクルは主要電源設備をコンパクトにまとめる事が可能となるためキュービクル設備を設置する専有面積も少範囲ですむ。

そのため、都市部など土地の単価が高いエリアなどでは経済的効果も期待できる点もひとつのメリットです。

今回はキュービクルに関しての記事についてまとめましたが、いかがだったでしょうか。

あまり聞きなれない言葉だと思う方も少なくないかもしれません。

しかし、キュービクルの正しい知識をつけることであなたも経済的メリットを得られるかもしれません。

大阪府堺市で電気工事に関してお困りごとがあればいつでもお問い合わせください。

株式会社フジイ電気設備

代表取締役 藤井祐輔